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1971年  第3回個展 「鼓動風景」   ルナミ画廊



鉛筆 水彩 ・ 紙  38.0×54.0cm





鉛筆 水彩 ・ 紙  38.0×54.0cm



白血鬼の童話 種村季弘

  中根さんはいつも自分とそっくりの美少女の人形に留守番をさせているのだった。背丈も顔もほんものそっくりで、お喋りもすれば絵も描くのだけれども、赤い血のかわりに白い血が流れているところがちがう白血鬼だ。外から帰ってくるとその片割れがいない。窓を開けると、オヤ、真白な夜空に三日月がギラギラ光り、すぐそばに巨大なプロペラがおそろしい勢いで遠くへ飛んでいった。気がつくとやっぱり自分が留守番の白血鬼で、ほんものはどこかに遊びに行っているらしい。




鉛筆 水彩 ・ 紙  38.0×54.0cm





鉛筆 水彩 ・ 紙  38.0×54.0cm



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